第24話「村に帰る」

翌朝―

まだぜんぜん傷は癒えてないけど出発。
ここまで来れば、忍者村はもう目と鼻の先

川を越えたら、まだカタセやピアが居なかったころのタンポポのランニングコースだったよなここらへん
林を抜けて丘を越えたお昼ごろ。

見えてきた。フロスト忍者の忍者村。

いやぁ、帰った。帰ってきた。
出発したの何日前だっけ?
スクショ確認すると15日頃だったみたい
今は27日だから、12日くらい旅してたってことだ
長いような、いや短いような・・・

短いか・・・、気絶して奴隷商人に拉致られて牢屋から逃げ出したり、奴隷売ったりクモに襲われたりといろいろあったが、
そのすべてが12日間にあった出来事だと思うと、だいぶ短いかもなぁ

とりあえず今日は、全員の傷が癒えるまでゆっくり休もう
ということで、まだお昼だけど飯屋の2階でヨコになる。

翌朝までかかるかと思ったけど、日付が変わる前には、ピアとタンポポが先に回復。
他にやることもないし、またすぐ次の旅の準備でもと装備を確認していくと・・・

おっ、おい、Shu・・・、お前どうした・・・・!?

わぉ~ん

ついに・・・ついにShuが、大人のイッヌに!!!
なんか、まだイマイチな気がするけど、そこらへんの盗賊あたりなら余裕で勝てそうな感じになりました。
これまだ伸びるよねぇ?

・・・さて、どうしようか。
まだまだタンポポ達は強くないのでもっと戦いの経験を積みたい。
しかし、そろそろ住処ほしくね?

カタセ「アッシは生まれてこの方、家なんてあったことありませんが、そりゃほしぃですよアニキ!!」
ピア「わたしはどっちでもいい」

なんていうかこう、住居っていうよりも・・・
やっぱりさ、
”帰るところ”ってほしくね??
なんか、荷物置き場とかもあったほうがいいし

ピア「帰るところ・・・か・・・」

よし、次の冒険は、家を建てるところを探しに行こう!!!

つづく

tanpopo

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