第14話「救出にいく」

ガヤガヤ

翌朝。
Shuが昏睡状態から回復。
タンポポは捕まったまま。
ピアはまだ意識不明(なげぇ)
動けるのは、カタセとShuだけど、Shuは足がクソ遅いので、カタセの単独でタンポポの救出に向かうことにした。

街から奴隷商人までの距離は遠くない。
それでもだいぶ走るし、できるだけ荷物を軽くしたかったので、武器(槍)は寝てるピアに預けて、医療品1個と肉ふた切れだけ持って、Stoatの街を出発した。

救出手段・・・

斬りあうのは100%ないので、それ以外だとしたら、
スキマーをなすりつけて、その混乱に乗じてタンポポをかっさらうしかないんだけど、スキマーがいない。ぜんぜん見当たらないんだよな~。

スキマーじゃないけど、強そうな人間発見。
「Sand Ninja」
砂漠にも、忍者いるのかー。

近づいたたらカタセを見るなり、即座に追いかけてきたので、そのままタンポポを連行している奴隷商人のところまで走り、奴隷商人にぶつけました。
砂忍者は4人。対する奴隷商人は、16~7人。
砂忍者は、個々の戦闘力がだいぶ高いみたいだが、さすがにこの人数差は・・・

次にぶつける集団を探しに出かけようとしたら、すでにタンポポは砂漠に転がってました。
急いで走り寄って、いったん担ぎ、少し距離をとってから、タンポポの足かせの解除を試みる。
開かない・・・、なんか開けられそうな感じだけど開かない・・・

カチャカチャ・・カチャカチャ

結局、砂忍者が全滅しても、カタセはタンポポの足かせを外すことができなかった。
けっこう距離取ってたハズなのに、奴隷商人の兵士がこっちに向かって走ってくる。

でももう少し、もう少しなんだよ~~~
あ!よし!外れた~~~!
あとは、タンポポを担いで逃げるだけ!
で、タンポポを担いで逃げようとしたら、担いだ状態だとカタセ足おせぇ~~~
そして、カタセ斬られる・・・、しかもダウン。

自由な生活とはおさらばだ!ふははははは!!

結局、救出に来たカタセも捕まるという惨めな結果に・・・。

どなどな

あとはピアに掛けるしか・・・
このゴタゴタの最中に、やっとこさピアが宿屋で目を覚ました。まだ左足がだいぶ痛むようで、走れるが速くはない。

一応、ピアは元忍者(村で育った)なので、隠密行動は得意なのです。
とは言え、最後の手札なので、行軍中の救出はヤメて、牢屋に入れられてから救出にしようか・・・

夜中なら、牢破りもやり易いんじゃないかな(初日のタンポポでもできたわけですし・・・)

つづく

tanpopo

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