#3 マルコの会心
4日目
サールに戻り、報酬の300Crownを受け取る。
ただ移動しただけで受け取った600Crownと、1人死んだだけで受け取った300Crown。
この村の仕事が枯渇したので、北にあるのハーケン ステッド という街に向かうことにした。
向かう途中で、バーバリアンの集団に襲われたが、監視塔から出てきた衛兵たちが援軍に入り圧勝。
すでに人殺しの経験のあるホーストはともかく、マルコもジャックもよく戦っている。だが、まったくあたらない。
唯一、当たるのは、タンポポの矢だが、それも4本に1本、ないし5本に1本というところ。
5日目
北端の町、ハーケンステッドは雪原と雪山に囲まれた最北の街だが、かなり栄えていた。
戦闘で得た戦利品を売却してから街を見物する。
そうだ、まずは酒場へ行こう。
このチームを結成してからの初めての宴会だ。
ビジャはおととい死んでしまったが、馴染みのマルコ、ジャック、そして切り裂きホーストとで、少なくとも2回の戦闘を切り抜けてきた戦友だ。
つまり、この4人と共に2度の殺し合いをやってきたのだ。
呑まずにいられないだろ・・・
夕方、タンポポは市場を物色。
たいしてカネも無いが、前衛が弱すぎるので、中古の盾を1コ買ってホーストに持たせた。
戦利品でバックラーも手に入ったので、これはジャックに持たせておく。
1度も攻撃のあたらなった元木こりのマルコはこのまま両手斧を使わせるので盾は不要だ。
次に仕事を探す。
この町には3つの仕事があった。
まずは、配達を引き受けようか。
6日目
配達の仕事を引き受け、ここから西にある、コニグスヘイブンという街に向けて出発する。
南西にある港町だが、街道を沿って行くとひどい遠回りになりそうなため、街道の無い道で向かう。
7日目
昼夜の寝る間も惜しんで、先を急ぎ、昼頃に港町のコニグスヘイブンに到着。
持参した配達物を届けて報酬は350Crown。
サールで208Crownで買った銅を、この街で306Crownで買い取ってくれるようだ。
サールで買った3コのうちの2コを売却した。2個で200Crownの利益になったよ
この町にも仕事がいろいろあるようだ。
バーバリアンの討伐任務。
うむ・・・。危険すぎるがまぁ、やばそうだったら逃げてしまえばよいのだ。
何事も経験ということで、この仕事をやってみることした。
メンバーは、たんぽぽと、ジャック、マルコ、それとホースト
これに加えて、安い傭兵を2人雇用してみる。
試用期間というわけではないが、本当に安いやつ。
雇ってみないと、能力もわからないからな。
これで総勢6人。
昼過ぎに、コニグスヘイブンを出て、バーバリアンのアジトがあるという西の岬へ。
暗くなり始めた頃にようやく、アジトを発見した。
夜襲は、やめておく・・・。
近くでキャンプを張り、翌朝まで休むことにした。
8日目
夜明けと同時に、バーバリアンのアジトへ襲撃を掛けた。
相手は4人だった。数ではこちらが勝っているじゃないか。
手に持っている武器は恐ろしげなバーバリアンだが、装備は軽装で、何も身に着けていない半身はだかのやつが4人中3人。そしてだれも盾を持っていない。
バーバリアンが近づく前に、矢を2連続で命中させたタンポポが1人を射殺した。
残り3人を、マルコやジャック達5人で包囲したが、攻撃があたらない。
とくにマルコの両手斧がヒドイ。
モタモタしてるうちに、バーバリアンの斧がヒットした試験雇用の男が、一撃で倒されてしまった。
ジャックが細かいダメージを与えているが、なかなか倒せない・・・
ホーストがなにやら負傷。ああ、また誰か死ぬのか・・・
と士気が落ちかけたところで、マルコの斧がバーバリアンの1人の首を跳ね飛ばした。
それで流れを掴んだか、ジャックとホーストの集中打で2人目を倒し、最後はマルコの斧で残ったバーバリアンを脳天からぶった斬ってしまった。
ああ・・・、勝った・・・
つづく